「ファイブスター物語」より
V-サイレン103N “ネプチューン”
(ボークス 1/100 レジンモデル)

 平成13年3月10日
 ・プロポーション
 このキットは巨大な肩、長い角、細い四肢と全体的に設定画よりかなりアレンジされています。
これはこれでまとまってはいるのですが、イメージと違うので要改造。
 
 ちなみにネプチューンは通常のMHより1まわり以上小型という設定なのですが、キットではなぜか2まわり以上大きいです。^^;
・アライメント
 キットでは特徴的なつま先立ちが再現されています。
しかしポージングがかなり不自然です。
どうもつま先立ちになっている感じがしません。
 
 キットでは腰部は完全に真っ直ぐになっており、股関節を伸展(後方に回転)する事によりバランスをとっています。
 しかし実際の人間ではつま先立ちになると股関節だけではなく、
全身のアライメントが変化します。
特に腰部は後屈が強くなり、それによって臀部が後方に突き出される形となります。
 またつま先立ちでは人間は微妙に姿勢を調節することによりバランスをとりますが、
もちろん模型ではそんなことはできませんので不安定になってしまいます。
 ここはキットでは体を大きくそらすことにより安定させています。
しかしつま先立ちをぎりぎりのバランスで保っているからこそ見た目におもしろいので、不安定なままのポージングにし台に固定することで安定させることにします。
 
 もちろんロボットですから人間と同じ動きは必要ないということも言えます。
しかしこういう部分を人間に近づけることで感覚的に人間と重ねることができると思います。

 以上をふまえてとりあえず改造の必要そうな部分をあげると
@巨大な角の小型化
A肩アーマーの位置変更
B肩幅の幅詰め
C上腕の短縮
D腰部の後屈
E腰アーマーの位置変更
F股関節の角度変更
G足部で切り詰め

 元の状態でバランスがとれているので、少しいじるとあちこち
狂ってくるだろうなあ^^;

 

 平成13年3月11日
 とりあえず@、A、B、Gを改修。
@巨大な角は4pほど切り詰め^^;
A肩幅は左右各4o幅詰め
上腕はイラストでも長く描かれているので、こんなもんかと。
 肩アーマーがやはり大きいのでどうするか考え中。下手に手を出すと泥沼にはまりそうなので。^^;

 

 平成13年4月17日
 すごく久しぶりに箱から出しました。^^;
 肩アーマーと本体とのバランスはとりあえず体幹のポーズ変更後に考えることに。

改修前
  
改修後
  
 
 今回はD、Fを改修。
D腰部の後屈
 腰のパーツを熱湯で1〜2分間ゆでたあとぐにゃっと。
骨盤が15°前傾(尾部が後方に回転)するくらい曲げてみました。
もう少し強調したいのですが各アーマーとの兼ね合いでこのくらいに。

F股関節の角度変更
 股関節は20°ほど前方に回転。

 とりあえずこんな感じになりました。

改修前
 
改修後
  
 
   正面から見るとこんな感じ。
イラストより肩が大きいというより、やや下肢が細い感じがします。
でもまあこれでもいいかなあ。
下肢全体にパテを盛ってボリュームアップというのも不毛ですし。^^;
 

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