製作過程  1A/R

平成13年5月24日  
 ISS最初の打ち上げ要素「ザーリャ(FGB)」です。
パーツ数はこのキットでは多い17点。
太陽電池パドルの表面は繊細な凸モールドで表現されています。
 細部は実物と異なる部分が多いのですが、全てを修正
するとキリがないので目立つ部分をいじっていくことにします。
 FGBはISS初期の軌道制御、姿勢制御を行うため
各部に大型スラスターがついています。
 キットではスケールの都合上表面に横倒しに
ついているだけなのでディテールアップしたいところ。

 今回の作業は初めてなのでいろいろ試行錯誤しました。

 材料は0.6o真鍮パイプ。
ペンチで握ったときに潰れないように
中に0.4o洋白線を入れています。
 道具は手元にあった針状の物
(写真はたしかコンクリ針)
先端のテーパーがややきつかったため、砥石で
なだらかになるよう研ぎました。 
 これをまず焼き鈍して加工しやすくします。
次にパイプが途中で折れないように注意しながら、
先端を針でぐ〜りぐ〜り広げていきます。
 先端を0.9oまで広げて完成。
本当は0.5o真鍮パイプで作りたかったのですが
私の腕では無理でした。^^;

 しかし結構時間がかかる上に失敗もするので効率が悪いです。
これを25個も作るのか…
むう〜

   

で10個ほど作り、取り付けを考えた末の結論

「手間がかかるのでや〜めた。」

 キットの物を削りこんで対処することにします。
結局今回は進展なしですが、応用が利きそうな小技なので
紹介しておきます。(苦笑)

平成14年1月26日
 太陽電池パドルはエッチングノコで切り込みを入れています。
おお、折れそうで怖い怖い。^^;
 実物ではほとんど隙間はないようなのですが、キットのモールドに合わせ整えています。
 表面の細かな凸モールドはこのキット唯一の見所かも。
塗装は全面にシルバーを塗装、中央フレームをマスキングしクリヤー+クリヤーイエロー+クリヤーオレンジで薄目のゴールド着色。 その後太陽電池の各フレームをマスキングしクリアーブルーを厚吹きしました。

 しかし 厚吹きのおかげで、テープを剥がすと厚い塗膜がびよーっと引っ張られてもう…。(T_T)
 次回からは塗装手順を変えよう。
でも逆に四角形を規則正しくマスキングするのも大変そうだなあ。

  表面が繊維状のものでカバーされている部分はホワイトを下地にクリヤー+クリヤーイエロー+クリヤーゴールド+ゴールドパール(フカヤ製)。
粗めのパール粒子もテキスチャ的な表現として利用できる…のか?
 でもこの色自体が全然違いました。反省。