「独立降下隊ガンフェロン」より
グランリムーバー ワイバーン 
(フルスクラッチモデル)

(’22年2月完成)

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 ・ガンフェロン

 今回は1994〜1995年にB-CULB誌にて連載していた漫画『独立降下隊ガンフェロン」に登場するロボットを製作しました。
いつものエポパテモデリングでは最後まで作りきれる気がしないので、デジタルモデリングに挑戦することにしました。
仕様ソフトはfusion360。無料で使えるの大変ありがたい。
まずは関連書籍で基本操作を勉強しました。
  
 

  ・製作について

 各部ディテールが細かくキャノピーの内部も作りこみたいので、いつもよりやや大きめの17cmとしました。
あちこちにある開口部はラジエターっぽいディテールを入れています。おかげで塗装が大変でした…。

変形メカなのですが画面上で変形させてみたらかなり大変なので、人型形態の固定モデルとして作っています。
  


 「空力を感じさせるようなフォルムを持ちながらもスパルタンな感じのするデザイン」というのがこのデザインのミソらしいので
マッチョ感も意識して作りました。上腕の太さがお気に入り。手首あたりの薄さが印象的な前腕も肘のあたりにボリュームを持たせてみました。

パイロットの膝がロボットの腰部分に位置する都合上、腰をくびれさせることが出来ないため、せめて斜め前から見たときに細く見えるように工夫してみたり。

で、画面上で出来たものをいざ出力してみると絶望的に格好悪くなったのでもうだめかと思いました。
デザイン画より肩・股関節の幅を狭めて、前腕はやや短めにしたりで、なんとかまとめました
  

 ・塗装について

 カラー絵は連載時のB-CULB誌や単行本には掲載されておらず(トライク形態のCGのみ掲載)、漫画連載の前年に角川書店より発行された『ゲームファンタジア No1』に「ウォーロード ゾディアック」という企画名でカラー画稿が掲載されたのみです。
ネット上にはカラー画稿がUPされていないので、なんとかしてこの雑誌の現物を見るしかないのが現状です。
私は大阪府立中央図書館国際児童文学館の蔵書をコピーさせて頂いて製作開始しました。
大阪府立中央図書館国際児童文学館様ありがとうございました!
   

 ・塗装について

  本体色の緑はモータースポーツのイメージでカラー画稿よりやや鮮やかで明るめな感じにしました。
 カワサキのライムグリーンよりな感じで。

  塗料は今回試しでタミヤラッカー塗料を使用。

  白:レーシングホワイト(タミヤ)
  緑:ライトグリーン(タミヤスプレー)+ホワイト+ブラック+ピュアイエロー+ピュアブルー+ピュアレッド(極少量)(タミヤ)
  黒:上記緑+ブラック(タミヤ)
  関節・装甲裏等:スーパーファインシルバー+色ノ源マセンダ+シアン(クレオス)
  胴体フレーム:スーパークロームシルバー(クレオス)
  開口部:フラットアルミ(タミヤ)
  キャノピー:スモークグレー(クレオス)
  タイヤ:プラックグレー+タイヤブラック(クレオス)