「アーマード・コア フォーアンサー」より
ホワイトグリント
(コトブキヤ プラスチックモデル)

平成21年5月2日  
   ・キットについて

 変形機構やオーバードブースト等再現されている意欲的なキットです。 
パーツ数はアリーヤで慣れていたつもりですが、箱を開けた瞬間に思わず笑ってしまいました。ノズルやアサルトアーマー用の差し替え部品も多いため、相当な量のパーツ数となっています。
各部の形状はどちらかというとゲーム中の3DCGモデルを参考にされているようです。
今回も印象的なOPムービーやパブリシティに使われたハイエンドCGの再現を目標に作ります。

 時間的な問題と情熱の問題で変形機構やオーバードブーストは無視して作ることにしました。きっと塗装後に付け替える気は起きないとも思います。
遊び用に後でもう一体買ってきます!
  

 ・腹部

 パッと見で非常に気になるのが腹の部分。
3つの円筒が積み重なった状態になっています。
ゲーム画面では一番下の円筒は上の部分が重なって見えなくなっています。
また、OP等や河森氏のデザイン画ではほとんど黒い部分しか見えず上の円筒も隠れています。

 ただ腰だけズバッと短縮すると長い前腕の影響でオランウータンな体格になってしまいそうです。

 ・腹部短縮 その1

 とりあえず下側の円筒を隠すようにしてみます。
まず腰とのボールジョイントを生かすために下側で切断。
現物合わせで削ってボールジョイントが腹部の中間くらいから生えるようにしました。

 ・仮組み

 で組み上げてみる。
んー やっぱり上側の円筒も隠したい。
でも上腕他にも手を入れないとまずそうです。

いったん腹部は置といて他の部分をいじってみます。

 ・首まわり

 頭が埋まって見えるのでどうにかします。
まず底の黒い部分は後ろ側が1mm上がるように削りました。
首はとりあえず1mm伸ばして様子を見ています。

 また首の位置は前すぎる印象なので、首のスライド部分を1mm後ろに動くように削りました。

 ・肩

 腕を縮めたいのですがあれこれ思案した結果、長く見える前腕はホワイトグリント的にはあんなものと判断して、上腕の方を短くすることにしました。

 まず上腕と肩の接続部分で詰めます。
肩側の可動部周りを削って上腕が奥まで入るようにしました。

 ・上腕

 上腕の天面もリューターや彫刻刀で深く削って肩の可動部が深く入るようにします。

 

 その結果、上腕の位置が上に移動したので短く見えるようになりました。
…言われないと分からないレベルかも。

 ・上腕 2

 さらに上腕の細くなった部分で短縮します。
ノコで切断してヤスリで削って幅詰め。
そのまま再接着すると強度が不安なので、元の穴を4mmに拡大。
ボークスMMユニットに付いてた4mmABS棒を芯にして接着しました。

 ・膝関節

 ハイエンドCGでは膝関節の位置がやや前側にあるようです。
膝位置を前に動かすと同時に上方に上がることになるので、足が長くなって一石二鳥です。立ちバランスも微妙に良くなるかも。

 方法としては膝関節の下腿側の受けを前後逆にしてしますのが楽そうです。
そのままでは膝が伸ばせないので、干渉する部分を削って調節します。
後ろ側がデザイン上は違うものになりますが気にしない方向で。

  3mmほど大腿部が長く見えるようになりました。
膝関節横のモールドが上下逆になることに後で気が付きましたが、ここも気にしない方向で。
 ・腹部短縮 その1

 上腕の短縮・脚の延長でもう少し腰を短縮させても問題なくなった…かな?
腹部を更に詰めて結局上側のの円筒に直接ボールジョイントを付ける形になりました。
厚さは6.1mmです。

 黒いブロックを取り付ける場所がなくなったため、輪状に加工して固定せずに間に挟むようにしました。
エポキシパテで内側を埋めて調節します。
 ・プロポーション改修後

 んー やっぱり前腕が長いような 下腿が短いような。
胴体を3mm程後ろにした方がまとまりは良さそうですが、たぶんホワイトグリント的にはこんなものなのでしょう。

平成21年5月31日  
 ・前腕フレーム

 やっぱり前腕が気になるので2mm短くすることに。
内部フレームを奥に取り付けるために、ダボ穴をずらして開け干渉する部分を削りました。
肘後面の円柱は基部の取り付け位置をずらしています。
肘前面の黒い半円状の部分もダボの下側を削ります。

 ・肘前面

 土台の白い部分は1〜2mmほど薄くして、黒い半円状の部分が2mm下がるようにします。
楔上の薄板はナイフでそぎ落として、土台を薄くした後に再接着しました。

 ・前腕

 腕の短縮で肘が背中ブースターに干渉するため、肘の先端の4mmほど切り落とし。それに合わせてアウトラインを修正。

 これで上腕が短くなってプロポーションはましになった…ハズ。(未確認)
ハイエンドCGと比べると脚が2cmほど短い気もしますが、大改造になってしまうので見なかったことにします。

 ・手

 手は甲の部分がWG用の新規部品となっていますが、指はいつもの形状なのでどうにかしたい部分です。
WGの指はシンプルなデザインなので、コトブキヤのカスタムハンドAの銃持ち手を使いました。
指先や関節部分を修正。白い部分はアルテコ粉+シアノンです。
親指は形の良い握り手用の物を移植しています。

手の甲はキットのパーツをエポキシパテやプラ板で修正して使用。
甲側の盛り上げに悩みましたが、こんなものでしょうか。

 ・頭部アンテナ

 頭部に付く円筒状の部分はキットではなんと驚きの一体成形!
しかし残念ながら小さいため真鍮パイプと伸ばしランナーで作り直し。
2本ある下側アンテナは長かったのでこの後で少し短くしています。

 ・プレート型整波装置

 エンジンフィンのような整波装置は比較的シンプルなデザインのWGでは良いアクセントになるため、なんとか精密感を出したい部分です。

 とりあえずプラ板の積層で作れないかと0.2mm透明プラ板と0.5mmプラ板で試作。

が、あまりに大変なのこの方法は却下!
これは地獄過ぎる。^^;

 ・頭部整波装置

 結局、整波装置は地道に彫り込む事にしました。
これもプチ地獄。

頭部用はやや薄いため2枚に下ろしてプラ板で幅増し+2mm延長。
彫刻はナイフで溝の両壁面の切り込みを入れ、溝の底面はアートナイフの後側を彫刻刀代わりに使って彫り込みました。
縦のラインは表面処理後に作ります。

 ・頭部

 頭部はなんだか印象が違うため、あちこち修正。
頭をもう少し扁平にしたいので先端から中央部分に向けて0.5mm程低くしました。
また、両端のツバ状の部分はドライヤーで熱してから0.5mm程ねじり上げ。

 ・頭部 下顎

 
下顎の部分は一度切り離して、少し先端が下がるように再接着。
グレーのパテは仮に付けた位置決め用です。

 ・頭部カメラ

 顔が整いすぎて野性味が足りないのが印象の違う原因のような気がします。
カメラの部分は目尻がつり上がるように、クリアパーツ側を削って下顎側にエポキシパテを盛りつけ。
ひさしの切り欠きや下顎の牙のようなギザギザをプラ板の貼って削って修正。
不規則な形なので苦労しました。

 隙間に詰めたエポキシパテは保護シャッターの様な感じで。
 ・耳ダクト等

 頬〜耳のダクト状の部分もプラ板貼ったり彫ったり。
カメラにLEDを仕込む予定なので顔の内部は仮です。
首は延長するために受けの部分を一端切り離して1mm下げて再接着しました。

 頭部はこんな感じで終了。
下顎がまだしっくりこないかも。
整波装置と下顎のギザギザが作業の大半を占めました。
平成21年7月12日  
  ・頭部スタビライザー

 一本角のスタビライザーはかなり細く成型されていますが、アップで見るとどうしても部分的に太く感じてしまいます。
多面体なので一度サフを吹いてから、各面ごとに削っていくとやりやすいです。 
破損防止のため、本体との取り付け部分はゆるくしておきました。

 ・頭部整波装置

 溝の部分が整ったので、ホビーベースのプラストライプで表面の縦ラインを作りました。 

 ・肩、膝整波装置

 肩と膝の部分も頭と同様に彫り込みました。
展開状態はオミットするので、膝は見える部分だけ。

彫る時に欠けてしまった部分や薄くなりすぎた部分はシアノン+アルテコ粉で修正。
以前ブレンの積層を修正する時から使っていますが、食いつきが良く欠けにくいので重宝しています。
何度も修正を繰り返してようやく整いました。

 ・胸部整波装置の蓋

 上面の部品はやや先端が長いのでカットし凹モールドを彫り込み。

 下面は突起部分が厚いので裏側を削りました。

 ・肩 サイドブースタノズル

 ここは穴が深く成型されているのでこれはこれで良いのですが、ハイエンドCGですり鉢状になっているのが面白かったので真似してみました。

 穴にエポキシパテを詰めて先端の丸い棒を押しつけ成形。
硬化後に中央に小さな穴を開けました。
何を押しつけたのかは失念。

 ・腰 バックブースタノズル 

 先端の穴が浅いため、底板の部分を薄く削ってスジボリを入れました。
左右接着後にスジ彫りが少し埋まって汚くなってしまいました。

 ・膝関節

 大腿部下部の関節カバー?は一体になっているので、プラ板で新造・塗装後に接着します。

 ・脚 小物

 足首前面に付くアーチ状の部品は側面の凹モールドを追加。本当は台形のようですが、大変&数が多いので単純な−型にしました。

 つま先に付く部品は平面になっているので多面体に修正、支柱も細くしました。

 ・手、アサルトライフル

 OPムービーでは手の平に何か見えるので作ってみました。
本体と武器を繋ぐコネクター?
インテリオル系はきっとこの辺の技術が凄いのでしょう。

063アサルトライフルはカッチリとした良い出来です。
銃口下部にあるフック状の部分が板状になっているので埋まっているので開口しました。

 

 ・分裂ミサイル

 ミサイル発射口が埋まっているので開口、弾頭の先端を4mm棒で作って裏側から固定しました。

 ・電飾

 アリーヤに引き続き今回も電飾します。
LEDは白色、電池は同様にCR1220、スイッチはロータリースイッチを使ってみました。
配線はスペースの都合で0.2mmUEW(ポリウレタン銅線)を使用。細すぎてなんだか不安。

画像はハンダ付け後ですが、首の部品を通し忘れたのでこの後やり直しました。

 組み込んだところ。

スイッチの上に電池ボックスを重ねる形で胴体後部に配置。
エポキシパテで胴体に固定しています。

頭部からの配線は首の後側に穴を開けて中を通すようにしました。
可動部なのでそのうち断線しないか心配だー。

 ・ロータリースイッチ

 ロータリースイッチは背面の下部ノズルに繋がるように固定。バーニアノズルの基部に適当なパイプを付けてスイッチに接続。ノズルをカチカチ回すと点灯します。

小型スライドスイッチの方がスペース的には楽なのですが、この方が楽しいかなーと。

 ・複眼カメラ

 最後まで放置していた複眼カメラ部分。
ハイエンドCGでは目玉が白く光ってその周囲の楕円形の部分が照らされる形で青白く光っています。
2つの目玉の上に楕円形の透明カバーが被せられてるのかも?
 OPムービーでは目玉の部分だけが光っているような印象です。

 今回は前者のイメージで一度塗ってみたのですが、いまいちパッとしなかったため、結局OPムービーの様な目玉のみが光る形にしました。
  

 ・目玉用マスキングテープ用ポンチ

 LEDで目玉を光らるにはMG誌を真似してデカールを使うのが良さそうなのですが、現在プリンター修理中のため断念。
地道に目玉をマスキングして周囲を塗る事にします。

マスキング用のテープを作るためのポンチを内径0.4mmの真鍮パイプを研いで作りました。
内径0.3があればその方が良かったのですがー。

 ・目玉用マスキングテープ

 ゴム板の上にセロハンテープを貼ってポンチで打ち抜き。
ナイフの先で拾ってひたすら貼り付けていきます。
セロハンテープはマジックで黒く塗っておくと貼る際に見やすかったです。

LEDで発光させない場合は白く塗ったセロハンテープを貼り付けてそのまま完成ーでもいいかも。

 ・発光

 で塗装して組み込みました。
おー それっぽい。
目玉マスキングは完全に綺麗にはならなかったので、エナメル塗料で地道に修正。
やっぱりデカールで作る方が綺麗で楽かと。

 頭部整波装置先端のアンテナは自分の髪の毛を植えてみました。0.1mm程の丈夫で曲がりにくい線が他に無かったもので…。

 

 

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