「機動戦士Vガンダム」より
 Vガンダム
(C・みるく 1/72 レジンキット)

(’23年3月完成)

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・キットについて

 Vガンダム放映当時にHJ誌に掲載された才谷翔氏によるフルスクラッチ作例を元にしたレジンキットです。。
「竜人」名義でフィギュアも作られている同氏なのでプラモデルとは違う美しいスタイルに当時衝撃を受けました。
この作品を最後にメカを辞めてられたのがメカモデラーとしては残念です。
   

 

・製作について

 スタイルが素晴らしいキットなので基本的にストレート組みです。
頭部やハードポイントの部分等、一部ディテールアップをしています。
 また、筋彫りが太目だったので瓶サフで埋めてから細く彫り直しました。
瞬着で完全に埋めてから彫り直すのは面倒なので、瓶サフにしましたが、
時間はかかるしモロっと欠けることも多いのでこれはこれで問題ありです。
 エッジが甘い部分はタミヤのイージーサンディングを盛り削りました。
硬すぎず柔らかすぎず、微妙に柔軟性があって欠けにくいのでとても良かったです。
    

・塗装について

白:クールホワイト+コバルトブルー
青:エイザーブルー+スージーブルー
赤:シャインレッド+モンザレッド
フレーム:ニュートラルグレー+ディープオーシャンブルー
ライフル:ディープオーシャンブルー+パープル+クールホワイト
ハードポイント:スーパーアイアン
姿勢制御スラスター付近:スーパーチタン
セミフラットクリアー吹き付け後汚し塗装をしました。
  

・汚し塗装について

 汚し塗装はコアブロック部分を中心に行いました。
手足は劇中でよく壊して換装していたので綺麗めにしています。
 今回はMr.ウェザリングカラーを中心に使ってみました。
油彩ベースらしいのですが乾燥時間は油彩よりだいぶ早いです。
全体にグランドブラウンを塗布→ふき取り、マルチグレーを塗布→ふき取り。
マルチグレーとマルチホワイトを混ぜたライトグレーをスポンジでスタンプしたり。
扱いになれていないので、思ったりよりも汚れてしまった部分はありますが、
写真だとほとんど分からないのでOKとします。
 チッピングは主にスポンジで足部やコアブロックのインテークリップを中心に行いました。
  

   

・ハードポイント

 ハードポイントの部分がツルっとしてるのが気になるので手を加えました。
まずライフル側は玩具用デザイン画を参考に製作。
中の窪みが本体側との電気的なコネクターで両外側の突起と穴が固定用の部分なんだろうか。
 本体側はそれに合わせる形で製作。両外側が固定用のフックです。(現用機のボムラックを参考にしました。)
こういったディテールアップにも3Dプリンターがあると便利!
 

・頭部

 頭部バルカンは丸穴だけだったので、プラ板と真鍮パイプでディテールアップ。
カトキハジメ氏によるニュータイプ誌表紙イラストを参考に砲口一つにしています。
 側面の開口部はルーバーをスジボリ堂の岬式T型スライド定規を使ってプラ板に0.5mm間隔でスジボリを入れて制作。
頭の横からノコ入れて差し込みました。 
 

・カメラ部分

カメラ部分はダイソーの反射バンド等を使って作ってみました。
複眼のような凹凸やUVライトで照らすと光るので面白いです。
ダイソーの反射バンドの表面を剥いで、裏側にラピーテープ・表面にハセガワのクリアーブルーフィニッシュを貼っています。
 

 

・マーキング

マーキング類の向きはトレーラー積載時を基準にしてました。
MS形態では向きがチグハグになるけどそれが良い味になるのだ。たぶん。