90式戦車
(ピットロード 1/72 プラスチックモデル)

(’07年7月完成)

   
・塗装について

 リアルな塗装ってどんなだろう?
空気遠近法がどーだとか、縮尺が大きいほど白っぽくとかなんとか言われますが、正直よく分かりません。
 まるで写真のような物が欲しいのです。
なら写真通りに塗ればリアルになるだろうってことで見たまんまの色を目指して塗ってみました。

基本色はベースにクレオスの自衛隊用特色を使用。
迷彩はマスキングせずにエアブラシ細吹きです。

  
 今回の反省点は色々です。
汚しにメリハリが足りないかなあ。
あとはロープが毛羽立ってしまったとか、操縦手側のペリスコープに透明プラ板入れ忘れたとか。
  

 

製作記

平成19年5月31日  
   ・初AFV

 初AFVなら国産車でしょ!ってことでピットロードの1/72 90式戦車です。
フジミの1/76では細部は潔く省略されていますが、こちらは省略せずにギュギュッと圧縮したような印象です。
滑り止め等の表現はオーバースケールではありますが、密度感があってこれはこれで良いカンジ。

  

 ・ヘッドライト

ヘッドライトは実物では金網で覆われているわけですが、
スケールを考えると無視してもいいかなーと思っていたわけですが。
キットのパーツはライト部分にいびつな十文字が傾いて入っておりました。
えー!

 仕方なくくり抜いてライトレンズをはめ込み、裏側から白を塗りました。
塗装後に丸く切ったエッチングメッシュを入れる予定。

ウインカー等のライトガードはプラパーツでは太すぎるので、
0.3mmピアノ線で作り直しています。

 ・車体前部

車体はスライド型によりサイドスカートも含め一体整形です。
しかし前部側面の部分でズレがあり段差が出来てしまっています。
薄手のプラ材で埋め、マッドガード取り付け部分も作り直しました。

 ・砲塔

砲身のキャンバスカバーはつるつるだったので、エポパテで作り直し。
丁度良い塩梅が分からないので、塗装後どんな感じになるのか分かりません。

砲塔全面にプラペーパーの細切りで縁取りを追加。
砲身付け根上部につくカバーはキットの軟質パーツをそのまま使いましたが、
ほとんど動かないのでプラペーパーで作り直した方が良かったかも。

 ・照準サイト

前面のシャッターがプラ故分厚いので透けるくらい薄く削りました。
可動用の支柱を0.2mmピアノ線で追加。

 ・車長

大人しいポーズだったので、頭を掻いてもらいました。
もうちょっと作り込んだ方が良さそうですが、面倒なのでこんな感じ。
砲手も付属していましたが面倒なのでハッチを閉じてしまいました。

 ・砲塔後面

バスケットは内側が整形の都合上角張っているので丸く削って、
エッチングメッシュを貼ってみました。

砲塔左右および後面に付くラックは割れないように祈りながら
薄く削って側面の肉抜き穴を追加。
ベルトは上面のみだったため、プラペーパーの細切りで追加しています。

側面のアンテナガードは太さが気になりますが、
自分の技術ではいかんともしがたいのでそのままです。