「∀ガンダム」より
∀ガンダム
(バンダイ 1/100 プラスチックモデル)

(’01年3月完成)

 ・左前方より(大画像:40k)

 電撃ホビー誌のガンプラ王2000に出した作品です。
 もともとストレート組みで完成させるはずのだったが満足できず途中から大改造。急にコンテストに出すことにしたので時間的に厳しく、そのため製作時期により作りこみに差があったり、仕上げが雑だったりと少し中途半端な物になってしまいました。
結果は言わずもがな…。

 このキットは各ブロックのバランスはかなり良いのですが、特に肘、手首、足首付近の流れが悪く、ごつごつした感じを受けます。
そこで設定画のスマートで流れるようなラインをイメージして整えてみました。
基本的にはアニメの設定画をベースにシド・ミードのデザイン画や劇中の作画を混ぜています。

 ・右前方より(大画像:45k)

               表面処理
ナノスキンという設定を意識して、600番でパーパーがけ後、
サーフェーサーを吹きっぱなしで仕上げ表面に多少凹凸がある状態にしました。(時間節約もかねる。)
しかし手を抜いたようにしか見えませんでした。
表面が荒れているせいか艶ありにも関わらず、エナメル塗料がうまくふき取れずに一部汚くなってしまいました。反省。

                塗装
 今回は色についてちょっと考えて調色してみました。
いつもの基本色・暗色・明色でのグラデーション塗装に加え、‘寒色は奥まって・暖色は手前に見える’という性質を利用してみることにしました。
 平面的でエッジがしっかりしたデザインなので、面の中心に明・暖色を、エッジの部分に暗、寒色を配置させることにより、平面が立体的に見えるかなーと。

結果は…よく分かりません。^^;

 ・右後方より(大画像:41k) 

 ホワイトは基本色がホワイト+ウッドブラウン+イエロー。
暗色はそれにクリアーブルー、ウッドブラウンを加えたもの。
明色はホワイト100%。

 ブルーはコバルトブルーが赤を含んでいるため暖色系としています。寒色系にはインディーブルーを使用。
基本色がコバルトブルー+ホワイト+クリアーブルー
暗色は基本色+インディーブルー+クリアーイエロー+クリアーブルー
明色は基本色+ホワイト+クリアーレッド

 レッドはシャインレッドを暖色系、モンザレッドを寒色系としました。
基本色がシャインレッド+ホワイト+イエロー+クリアイエロー
暗色は基本色+モンザレッド+クリアーブルー

 イエローは基本色はイエロー+ホワイト+オレンジイエロー
暗色は暗くすると汚くなりそうなので、イエロー+ホワイト+クリアーブルーでレモンイエローにふっています。

 関節、メカ部は特色317番のグレーを使用しました。  

 ・バストアップ(大画像:42k)

 墨入れは今回意図的に行いませんでした。
これだけスジボリが太いとあまり必要がないかと。
墨入れするとニューマテリアルモデルと同じに見えてしまいそうだったというのもあります。(笑)

  こういうデザインには注意書きをたくさん貼ったら似合うかなあと思い設定は無視して貼ってみました。
 デカールはスーパースケールの物からできるだけ文字の小さい物を選んでみました。
 全体のバランスを見ながらというよりF−15ばりに大量に貼りたかったのですが、もっともらしく貼るのに苦労しました。
上半身の武器庫や前腕のマウントラッチは意識的にコーションマークを多くしてみましたが…。

全体比較写真  
改造前 改造後  
 ・前面比較

 大きなプロポーションの変化はありませんが
上肢、下肢のラインの違いとか。

 ・側面比較
 ・後面比較

 股関節の幅とか