M1126歩兵輸送車 ストライカー
(AFVクラブ 1/35 プラスチックモデル)

(’07年10月完成)


・塗装について

 今回は本体色の調色が難しかったです。
指定のフィールドグリーンはちょっと違う印象だったので、あれこれ試行錯誤してようやく決定。
一体何色を混ぜたかは不明です。
下地に濃緑色を吹いた上に、上面が一番明るくなるようにハイライト用の本体色を吹きました。
上面、側面、下面で強めにグラデーションをかけています。

 機関銃はMrメタルカラーのダークアイアン吹きっぱなし。
触っていると自然にエッジに光沢が出てくるので、特に磨かず成り行きに任せます。

 汚しはエナメル系で行うつもりでしたが、基本色が完全艶消しだったためあまり上手くいかず。
結局パステルと色鉛筆がが中心です。

 ペリスコープの指定色がMrカラー・マジョーラだったのにはビックリ!
納得な指示ではありますが、最近店頭に置いてないんですよねえ…。
      

 

 ・注意点

 説明書では間違いが数カ所あります。
パーツが足りないじゃん!と思って滑車や手摺りを自作したら他のランナーに入ってたとか。

 塗装後にライト等のクリアパーツを取り付けようと思ったら、どれも一回り大きくてショック。
一回り小さくなるように削る必要があります。

 当然かもしれませんがワイヤーカッターは完成直前に取り付けるのが吉です。
もう何度折ったことか。
   


 トランペッター、AFVクラブ、ドラゴンの3社がストライカー発売予定の発表があり
前者2社から発売されましたが、もうAFVクラブが決定版じゃないかと思うような出来です。
ドラゴンがどんな形にするのか期待しています。

 ストライカーは基本形であるこのM1126の他に9種ほどファミリー車輌があるのですが、
どこまでメーカーがフォローしてくれるのか楽しみです。
まるで側溝の網のようなスラット装甲も発売する予定らしいですが、どんなパーツになるのやら。

これにLAV-25の25mm砲塔を載せてLAV III作れないかなーとちょっとだけ思いましたが、
アフターパーツを待った方が楽そうだと結論。
どっかが出してくれるのを待ってます。
    

 

製作記

 ・AFVクラブ

 AFVクラブのキットに触れるのは今回が初めてなのでしたが、
非常に合いが良くて驚きました。
車体の上に細分されたタイル状の装甲を貼り付けていくのですが、
特に修正の必要もなく綺麗に収まります。

ストレス無く組み上がり実に良いカンジのキットです。

 ・後面

 基本的には修正する必要はないので、薄い部分は薄く・細い部分は細くなるように
チマチマ削ったりしました。

 後面ではジェリカンラックが分厚いので薄く削りました。
ジェリカンは塗装後に乗せる予定でしたが、
固定用のベルトを作っていなかったので見なかったことに。
あと後面のランプドアにヒケがありましたが塗装後は特に目立たないようです。

 

 ・波波

 キットでは各部にうねったした薄板状の部分が見られます。
何かと思い調べてみると、車外積載物を固定するためのベルトを引っかける部分のようで。
実物は金属線を波状に曲げた物を溶接しているようです。

 キットでは端が波状になった板にしか見えないので、ナイフ・ケガキ針を使って
ちまちま溝を彫ってみました。
(分かりにくいですが左側が加工後です。)
ひたすらチマチマチマチマ…
全部で200カ所近くあったような気がするー。

 

 ・波波2

 この画像だとうねうねがそれっぽく見えるので苦労も報われたような感じです。
いや、別に塗装後に細いペンで描くだけで十分だったんじゃないかとも。(笑)

車体上面に向かい合わせになったL字状の板も分厚いので薄くしてみました。

 ・車体側面

 OVM類を固定しているベルトは説明書の写真では
端がぐるぐる巻かれた状態になっていたので、細切りプラペーパーを巻いて作ってみました。
途中でブチブチ切れるのでなかなか大変でしたが、
別にプラ素材にこだわる必要はどこにも無かったような気もします。

 ・RWS

 特徴的な遠隔式兵器ステーションはエッチング製のフードやチェーンがキットに付属しています。
パーツも細かく分割されているので、少しパイピングを行ったくらいです。